大会概要

奈良大会開催まで1年を切りました。奈良県PTA協議会では、大会実行委員会を組織し、開催に向けての準備を進めています。
奈良大会は、奈良県内5市2町1村で開催いたします。1日目の分科会会場は8つの会場で、それぞれの学びを計画しております。2日目の全体会は、天理大学杣之内第一体育館をメイン会場として開催いたします。
分科会は全部で8つの領域で開催いたします。これまでの全国大会での学びを生かしつつ、奈良ならではの新たな学びを提案してまいります。

大会趣旨

大和は、古代より“国のまほろば”と謳われ、日本の歴史的・文化的な源流をもつ「日本のはじまりの地」です。この地は、多様な文化や価値観が交わり、人と人とのつながりが育まれてきた場所であり、「和を以て貴しとなす」まさに「わ」の精神が息づいている地であります。
しかし、現代社会は多様化と個別化が進み、家庭・学校・地域が孤立しがちで生きづらさを感じている人が多くいるように思えます。だからこそ今、「わ」の力を再確認し、つながりの再構築を求める声が挙がっているのです。本大会のスローガンである「わ(和・輪・話)」は、単なる言葉の枠を超え、人と人がつながり、支え合い、寄り添い合い、共に成長していくための重要なキーワードです。「和」はお互いを尊重し合う心、「輪」は人と人とのつながり、そして「話」は対話と共感の大切さを意味しています。私たちは、この歴史的背景を持つ奈良で、過去から学び、今を見つめ、未来へとつなぐ一歩を踏み出すことを目指しています。
急速に変化する現代社会において、子供が必要とするのは、「生き抜く力」(=自己肯定感、問題解決能力、コミュニケーション力、創造力など)です。こうした力を育むためには、子供自身だけでなく、私たち大人がエネルギーに満ち、前向きな姿勢で学び続けることが不可欠です。そのために、PTA活動は「義務」ではなく、「ワクワクし、楽しく元気になれる場」であることが求められます。本大会では、笑顔が広がる時間や共感を生む活動を通じて、大人自身が成長と喜びを実感できる場を提供します。
また、家庭・学校・地域が互いに支え合い、共生する持続可能で豊かな社会の実現を目指すことは、子供の未来を守るための重要な課題です。オーストラリアの哲学者イヴァン・イリイチが提唱する「コンヴィヴィアリティ(自立共生)」の理念は、PTA活動においても大きなヒントとなります。この理念を基に、保護者・学校・地域・行政・企業・が一つの「輪」となり、PTAがその架け橋の役割を担い、子供の未来を支えるために挑戦していく社会を共に考えましょう。

大会スローガン

建国の地 大和からの発信
コンヴィヴィアリティな「わ」
~挑戦するなら今シカない~

メインテーマ

  • 大和から広がる共育の「わ」
    つながりを深める PTA 活動
  • 個性を輝かせる共創の「わ」
    生き抜く力を育む PTA 活動
  • 思いやりが育む共感の「わ」
    こどもまんなかの PTA 活動